みんな気になると思う。人類がスパゲッティを口から食べる理由が、このランキングに詰まっている。
第5位 イカスミスパゲッティ
鼻から黒い液体と黒い麺が出てくるというのが非常に厄介。
第4位 明太子スパゲッティ
明太子の粒々が鼻腔内の複雑なひだや副鼻腔の入口に引っかかり、物理的に取り除けない不快感が残る。あと生臭かった。
第3位 アラビアータ
唐辛子の刺激に加えて、トマト特有の強烈な酸味があった。
第2位 ペペロンチーノ
唐辛子、ガーリック、オイル。鼻から食べる人もいるってこと想定しているとは考えられない、非常に時代錯誤で、差別的な一品。
第1位 スープスパゲッティ
ゴミ。麺とスープがまるで仲良くしていない。麺をすすってもスープは皿に取り残され、スープを飲もうとすれば麺が邪魔をする。スープカレーのように双方を高め合うわけでもなく、ただ乾麺が水没しているというくだらない悲劇がそこにあるだけ。サラサラのスープに潜む麺をすすれば、フォークの回転速度に応じたオイル混じりの飛沫が散乱する。
また、スープを無駄に煮詰めるためのエネルギー消費、そして最後まで飲み干されずに廃棄される大量の出汁・スープは、そのままフードロスと温室効果ガスの増大へ直結している。さらには、スープスパの醍醐味とされるアサリやエビ。我々がスープをすすり上げるとき、そこに溶け込んだマイクロプラスチックや重金属も同時に循環している。海を汚しておきながら、その海の恵みをスープ仕立てにして上質なスープパスタと称して消費する——これは人類の環境に対する傲慢さとエゴの象徴だ。
「汁が跳ねるから静かに食べなさい」「白い服を着てくる方が悪い」——スープスパが醸し出すこの謎の同調圧力は、国民の口を封じる現代の言論統制である。問題の本質を批判させず、国民同士に監視と自己規制を強いるやり口は、衰退しゆく国家が最後にとる責任転嫁の政治術に他ならない。



