委員長挨拶


こんにちは。
令和5年度後期委員会委員長の経済学部3年の田﨑陸と申します。

日吉寄宿舎のHPを見てくださりありがとうございます。こちらでは寄宿舎の実質的なトップである委員長(寮長という名前のほうが親しみがあるでしょうか)である私から、寄宿舎についての軽い説明をさせていただければと思います。また、寄宿舎の実際の雰囲気や仕組みなどは【寮生紹介】や【イベントについて】などをご覧いただきたいと思います。

日吉寄宿舎は慶應唯一の自治寮であり、その運営はもちろんのこと寮内行事や面接といった内外問わない様々な事項を自身らの選択で決定できる点が特色です。それらの仕組みを下支えするものが、委員会活動となります。寄宿舎に入舎すると、一年生からその運営に携わることが義務付けられます。月に1度の委員会や重要な意思決定を行う舎生大会といった寄宿舎の運営の根幹を支えるものに、一年生のうちから関わっていくことになります。ここまでの話の流れでは「拘束時間が長そう…」「仕事が多くてめんどくさそう…」といった不安が出てくるかと思います。しかし裏返せば、自分たちの住む寄宿舎をより良くカスタマイズする権利を初めから有しているとも言えます。また、寄宿舎はそのような肩ひじ張った場所ではなく、むしろ多種多様な人々が共生しワイワイガヤガヤとそれぞれの意見や要望を交わすことが出来る自由度の高い場所です。そのように仲間たちと活発に意見を交わすことは想像以上にやりがいがあり、何より楽しいものです。寄宿舎は自治寮としての長い歴史と伝統を持ちますが、年度を重ねるごとに自由な気風は増してきています。寄宿舎の色合いが新入生の入舎によってどのように変化するのかを私たちは毎年楽しみにしています。

さて、寄宿舎の魅力はまだまだ語り尽くせません。前述の「自治」に加え「3人部屋」「上下関係」という要素も特色の一つです。部屋はくじ引きによって決められた学年の異なる3人が一年間生活を共にすることとなります。共同生活とは一体どのようなものなのでしょうか。やはり初めに来るのは、同部屋の先輩への配慮や人間関係の難しさなどへの不安でしょうか。これは私個人の話になりますが、私は一年生の時「いかにラインギリギリのことをしていいか」を念頭に生活していました。同部屋で一年間過ごす以上、価値観の相違や軋轢などはどうしても避けられません。しかしそうであるならば、むしろその境界線を自分から画定させていくことで結果的にお互いに気の置けない関係になれるのではないかと考えました。人間関係とは柔軟性の極致にあるものです。自分の行動次第で寄宿舎一の楽しい部屋にできるかもしれないという期待は、私を寄宿舎への入舎に搔き立てるのに十分な動機でした。次に「上下関係」について説明しましょう。寄宿舎の上下関係とは平たく言えば、兄弟のようなものです。パシリや暴力といった風潮は当たり前に存在せず、むしろ分不相応の施しをしていただけるものです。たくさんの上級生方にかわいがっていただけることで、寄宿舎での生活により一層の楽しみを見出していくことが出来ます。また、キャンプや追いコンといった全員が集まる行事においてはそれらが遺憾なく発揮され、一体感や達成感を伴った感動として忘れられない思い出となることでしょう。サークルやバイト、クラスなどでの関係では容易に体験することのできない経験が、貴方を待っています。

ここまでの長文、お疲れ様でした。寄宿舎の魅力は伝わりましたでしょうか。興奮してアチコチの昂ぶりを抑えきれない方、是非フォームから面接の予約をお願いいたします。舎内見学もいつでも歓迎です!不安の残る方、安心してください。ぶっちゃけた話、私はやはり月3万という破格の安さを第一志望に入舎しましたが、それに余りある経験をできたと思っています。実際に入舎された暁には、後悔のないよう寄宿舎一同で全力で楽しませることを保証します。たくさんのご応募、お待ちしております。

令和5年度後期委員会委員長
経済学部三年 田﨑陸

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